Project
サンゴの生命の樹 -クジラの苗床-
2024年度 - 2026年度
実施中

全国的にサンゴ減少、および群落全体の砂地化が問題となっています。静岡県沼津市の造礁性サンゴ(エダミドリイシ)は、現在総面積が1990年代から2.3%に縮小しています。このような背景をふまえ、サンゴを育成する苗床づくりにアートを取り入れ、将来世代の自然環境保全への意識を喚起し、能動的な行動に結びつけるプロジェクトに取り組みます。海底の生命の循環に着目した鯨骨生物群集絵本『クジラがしんだら』(江口絵里著、童心社2024年)をモチーフに、クジラをかたどったサンゴの苗床をつくります。海面下に美しいサンゴのクジラが眠ることを市民にイメージさせ、海と人の心を繋がりを高めることを目的とします。また、サンゴに関係する生物のネイチャーポジティブを目指します。
朝倉・東峰・添田をつなぐ流域文化復興支援サイト「MILL」:サンゴの生命の樹 -クジラの苗床-
参加メンバー
- 知足美加子 社会包摂デザイン・イニシアティブ 教員
- 安田仁奈 東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授
- 中村雅子 東海大学海洋学部 水産学科生物生産学専攻 准教授
- 朝倉一哉 平砂マリンセンター ・センター長
- Bao Sarina 国立研究開発法人国立環境研究所