
『アートマネジメントと社会包摂 アートの現場を社会にひらく(SAL BOOK②)』
著者 | 出版社 | 出版年 |
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編:九州大学ソーシャルアートラボ 企画・構成:村谷つかさ・長津結一郎 | 水曜社 | 2021 |
カテゴリー
概要
社会包摂につながる芸術活動への関心は高まり、法整備も進められている。一方ではいまだ広く社会的認識を得ているとは言えない状況が続く。複雑な課題、入りくんだ利害関係など多くの要素が現場の個別性を高めていることもあるが「社会包摂」と「アート」「アートマネジメント」などの用語が、漠然とした概念にとどまって受容されている背景もあげられよう。
本書は、災害復興支援、福祉、地域づくりなどの領域でそれぞれの専門性をもつ人々が集まり、芸術のもつ方法論や技術を用いて実践に臨んだ数々の現場から放たれる表現…言葉、肉体、熱…磁場が生み出す一体化した世界をすくい取り、実感を伴った言葉で、社会包摂とアートのつながりを捉え直そうと試みた。
本書を社会につなぐ芸術活動を続ける方々、これから実践に踏み出そうとしているみなさんに贈りたい。
(水曜社ウェブサイトより。
http://suiyosha.hondana.jp/book/b584786.html)
「大学での理論に関する学びというものは、基盤として重要です。しかし、一方で実践をどう考え、どう動かし、そこから何を学ぶかということは、デザイン教育においては要です。つまり、理論と実践は両輪であり、実践をすればそれが動き出す。そこにデザインの力、“パワー”があります。この本の中には、そのデザインの“パワー”が詰まっています。」
(推薦コメント:朝廣和夫先生)