社会実在論
社会唯名論しゃかいじつざいろんしゃかいゆいめいろん
「社会」というのは単なる便宜上の名前であり、実在するのは個人または個人間の相互作用だけだと考える立場(社会唯名論)
反対に社会は実在すると考える立場(社会実在論)
社会的行為しゃかいてきこうい
他者との関わりにおいてなされる行為
社会的事実しゃかいてきじじつ
個人にとって外在的であり、個人を拘束するもの
順機能
逆機能じゅんきのうぎゃくきのう
社会に適応する機能が順機能。社会に適応しない機能が逆機能
準拠集団じゅんきょしゅうだん
人が物事の比較や同調の拠り所とする他者
身体技法しんたいぎほう
ある社会に特有の身体的行動の型
シンボリック相互作用論しんぼりっくそうごさようろん
人間は意味づけ(解釈)によって物事を捉え、その意味に基づいた言動をする。社会とはそれらの言動の集まり。つまり意味が変化していく以上、社会も変化していく
生活世界の植民地化せいかつせかいのしょくみんちか
対話による合意が生み出す生活世界が政治や経済システムの侵食されていること
生産関係せいさんかんけい
生産のために人間同士が取り結ぶ関係のあり方
セカンド・シフトせかんどしふと
共働きであっても、家庭に戻ると女性のみの家事労働の負担が集中すること
想像の共同体そうぞうのきょうどうたい
資本主義(やメディア)のよって、国や国民という意識が生まれたこと(公定ナショナリズム)
疎外そがい
資本主義体制の下では、労働者は生産手段を持っていないので、自分の労働による生産物も、労働自体も、労働者自身のものではなく、労働者は生産物や労働自体から疎外されている
第二の性だいにのせい
ボーヴォワールは男性こそが人間の主体として扱われているのに対して、女性は主体にとっての他者である第二の性の立場に置かれていると指摘。「女性」は先天的にそのようなものとして生まれるのではなく、後から文化的・社会的に作られるのだと主張
他人指向型たにんしこうがた
他者の価値観に同調しようとする近代社会(資本主義社会)の大衆に特徴的な性格
ダブル・コンティンジェンシーだぶるこんてぃんじぇんしー
二者の間で互いの行動は相手の行動や振る舞いに影響されるということ。(期待の相補性、ノイズからの秩序形成)
中範囲の理論ちゅうはんいのりろん
個別的な実証研究と包括的な理論の間にある理論。中範囲とは、ミクロとマクロ、具象と抽象の中間という意味
ドラマツルギーどらまつるぎー
「人は社会の中で俳優のように演技をしている」という視点から人々を観察、考察する方法
人間の拡張にんげんのかくちょう
メディアを人間の器官が外化したものと捉えること
フェミニズムふぇみにずむ
女性の自己決定権を主張し、性差別からの解放を目指す運動や思想のこと
複雑性の縮減ふくざつせいのしゅくげん
社会の複雑さを制限する働きのこと。秩序を維持する働き、規範が信頼されていく動き
文化資本ぶんかしほん
社会的な立場に有利・不利をもたらす金銭以外の資本
包摂型社会・排除型社会ほうせつがたしゃかいはいじょがたしゃかい
一定の共有された価値やスタイルから逸脱した人も、それを共通の価値として包摂していこうという考え方
ホモソーシャルほもそーしゃる
同性間の性的でない関係性や絆(ー ホモファビア ミソジニー パターナリズム)