表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。
だからこそ、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる方法を見つけていきたいと考え、たんぽぽの家ではArt for Well-beingプロジェクトをスタートさせました。生成AIやVR(バーチャルリアリティ)など、毎日のようにニュースなどで目にすることも多くなってきましたが、そうした新しいテクノロジーによって、ケアの現場における表現活動はどのように変わっていくのでしょうか。
体験会やフォーラムを通して、障害のある人やケアに携わる人と、エンジニアやデザイナーが新しいテクノロジーを取り入れ実験的に取り組んだ表現活動の成果や考えてきたことを共有し「表現とケアとテクノロジー」について考えていきたいと思います。
◆ 日時 2023年8月7日(月曜) *手話通訳と文字による情報保障があります。
体験会 15:00~17:30
受付開始 17:30~
フォーラム 18:15 ~ 20:30
◆ 会場 九州大学大橋キャンパス デザインコモン2階(福岡市南区塩原4-9-1)
◆ 参加費 無料
◆ 定員 40名
◆ お申し込み方法
・ WEBフォームから申込む
https://forms.gle/oTJzpMjURFh6P5cx7
・ 電話から申込む
0742-43-7055[主催者:一般財団法人たんぽぽの家]
◆ 内容
・ Art for Well-Beingプロジェクト紹介
重度の障害のある人とのアート活動の取り組みから、Art for Well-Beingプロジェクトに取り組むに至った経緯と概要について紹介します。
小林 大祐(一般財団法人たんぽぽの家)
・ トーク① 「Art for Well-Beingからテクノロジーの哲学を考える」
デザイナーやエンジニア、研究者とともに、表現とケアの現場に関わることでみえてきた可能性と課題、これからの展望について話します。
小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授)
・ トーク② 「きこえないあそび。きこえないムジカ。」
福岡県聴覚障害者協会青年部と九州大学の協働による、聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方を考える、実験的な取り組みについて報告します。
長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
鈴木 玲雄(手話劇団「福岡ろう劇団博多」代表)
・ ディスカッション
長津 結一郎、小林 大祐
コーディネータ 小林 茂
◆ 主催 文化庁 / 一般財団法人たんぽぽの家、九州大学大学院芸術工学研究院長津研究室
◆ 共催 九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブ