Project

聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方についての実践研究

2022.5.16

聴覚障害者を鑑賞の対象とした音楽コンサートが全国各地で行われるようになってきている。だがその中には、聴覚障害者にとっての「音楽」像を十分に理解しないまま、聴者の思い描く方法で事業が推進されている現状にある。その一方、聴覚障害のある人の中には、音楽を身体的に感じていたり、演奏している表情や振る舞いから「音楽」なるものを感じ取っていると述べる立場もある。そこで、聴覚障害者にとっての「音楽」とはどのようなものなのかを質的に整理し、聴者にとっての「音楽」との接点をどこに求めることができるのかを探索し、実際に試験的なコンサートを実施することで、聴覚障害者の求める音楽コンサートとはいかなるものかを明らかにする実践的研究を行う。実践にあたっては、九州大学大学院芸術工学府開設科目「スタジオプロジェクト」ならびに芸術工学部開設科目「コース融合プロジェクト」との連携を行う。

(本研究は一般財団法人曽田豊二記念財団の支援により行われています)

参加メンバー

  • 尾本 章 社会包摂デザイン・イニシアティブ 教員
  • 長津 結一郎 社会包摂デザイン・イニシアティブ 教員
  • 眞﨑 一美 九州大学芸術工学研究院 テクニカルスタッフ
  • ほか学外協力者あり

▶︎2022年度DIDI年次報告書・尾本先生 授業「スタジオプロジェクト」
▶︎2022年度DIDI年次報告書・長津先生①第2回研究会「配慮」
▶︎2022年度DIDI年次報告書・長津先生②「半農半アート」
▶︎2022年度DIDI年次報告書・長津先生③「スタジオプロジェクト」

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