九州大学社会包摂デザイン・イニシアティブは、多様性のある包摂型社会の「仕組み」をデザインする先導的研究拠点です。
災害後の森林環境と人間をつなぐ芸術文化的実践
近年、気候変動による豪雨や山火事等の自然災害による環境破壊が頻発しています。復興活動のうち、被災地の自然環境と人間の関係性再生についての動きは多くありません。そこで本研究は能動的に森林環境との心理的関係性を繋ぎ直すファク …
サンゴの生命の樹 -クジラの苗床-
全国的にサンゴ減少、および群落全体の砂地化が問題となっています。静岡県沼津市の造礁性サンゴ(エダミドリイシ)は、現在総面積が1990年代から2.3%に縮小しています。このような背景をふまえ、サンゴを育成する苗床づくりにア …
聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方についての実践研究
聴覚障害者を鑑賞の対象とした音楽コンサートが全国各地で行われるようになってきている。だがその中には、聴覚障害者にとっての「音楽」像を十分に理解しないまま、聴者の思い描く方法で事業が推進されている現状にある。その一方、聴覚 …
認知症ケアの場で芸術活動が変化を生み出す仕組み
認知症ケアの場で、さまざまな芸術活動が行われるようになっています。これまでの研究から、即興的で共創的な芸術活動は、認知症本人だけでなく、認知症の人と介護者の関係性にも良い影響を与えることがわかっています。しかし、実際にど …
「半農半アート」を基盤とした地域づくりの仕組み
少子高齢化・過疎化に伴い、中山間地域などの農村社会には課題が山積しています。これまでのソーシャルアートラボの取り組みでは、芸術活動を地域の文脈に即して導入していくことが包摂的地域づくりの一助となることが見出されました。全 …