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/ 2020.10.3

2020年10月3日【告知】九州大学「LGBTs サポートガイド」発行記念シンポジウム/ 第3回社会包摂デザイン研究会「LGBTsと包摂型社会のためのデザイン」

九州大学では、2020年7月に公式「LGBTsサポートガイド」が発行されました。芸術工学研究院では、これを記念し、10月3日(土)にオンラインにて、シンポジウム「LGBTsと包摂型社会のためのデザイン—大学・職場・社会に新たな価値を創造する」を開催いたします。

LGBTsが過ごしやすい多様で包摂的な社会環境を築いていくためには、もの・こと・サービス・社会制度などを新しい視点からデザインしていくことが不可欠です。シンポジウムには、大学や企業、社会の環境改善に精力的に取り組んでいる3人のパネリストをお招きし、今、何が課題となっているのか、そしてデザインに何が求められているかについて意見を交換します。

LGBTsや性をめぐる新たな価値観の創造にデザインがどのように関わっていけるかを、パネリストや参加者の皆さんといっしょに考えていきたいと思います。学外の方でもどなたでも申し込み頂けますので、皆様のご参加お待ちしております。申し込みはこちら。(申込締切:2020年9月30日・終了しました)

またシンポジウムに向け、九州大学の学生を対象にLGBTs 支援についてのアンケートを実施しています。こちらよりぜひご協力ください。関心のありそうなお知り合いの方にもお知らせいただけると幸いに存じます。(アンケート締切:2020年9月27日・終了しました)

シンポジウムに合わせて、インスタレーション展示企画『ことばとジェンダー展』も開催します。

[プログラム]
14:00 開会の挨拶・「LGBTs サポートガイド」について
14:15 「Design vs. Diversity」/ 五十嵐 浩也
14:35 「LGBTQコミュニティセンター立上げとデザインアプローチ」/ 佐藤 守
14:55 「私たちの「日常風景」とデザインー「あたりまえ」を解きほぐすー(仮題)」/ 中島 潤
15:25 全体ダイアログ
16:50 今後の計画について
17:00 閉会の挨拶

[パネリスト]

五十嵐 浩也
佐藤 守
中島 潤


五十嵐 浩也 Hiroya Igarashi
筑波大学特命教授(DACセンター顧問・アントレプレナー教育担当)
大学(理工学部・機械工学科)卒業後、GKインダストリアルデザイン研究所、富士ゼロックスデザイン研究所を経て、筑波技術短期大学、筑波大学芸術系教授。ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長・筑波大学執行役員ののち、現職。

佐藤 守 Mamoru Sato
アクセンチュア株式会社 インタラクティブ本部 シニア・マネジャー
現職においては、デジタル時代の事業戦略策定、新規事業・サービス立上げ、組織設計・変革推進、マーケティング業務改革といったプロジェクトをリード。アクセンチュア・ジャパンにおけるLGBTQ Allyネットワークリードを担当し、社内外のAllyおよび当事者向け施策立案・推進に従事。アクセンチュア芸術部の企画プロデューサーであり、『(デザイン+アート) x ビジネス x テクノロジー領域』について、アクセンチュアで有数の見識を持つ。

中島 潤 Jun Nakajima
性の多様性発信者(パラレルワーカー:NPO職員、研修講師等)
福岡県生まれ、大学在学中より、関東にて性の多様性をテーマにした発信活動を開始。民間企業勤務を経て、大学院にて社会学を専攻、修士(社会学)。現在は、複数の仕事のひとつとして、各地の行政や学校、企業にて、「多様な生き方、多様な性のあり方」をテーマにした発信活動を続けている。性のあり方は誰にとっても人権であり、自分らしく生きるための大切な要素だと考え、特に子どもたちへの発信と教育に関心を持っている。

[モデレーター]
中村 美亜、尾方 義人(九州大学大学院芸術工学研究院)

[主催]
九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ準備室

[後援]
九州大学キャンパスライフ・健康支援センター九州大学 男女共同参画推進室九州大学ソーシャルアートラボ九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース

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社会包摂デザイン・イニシアティブ準備室について
九州大学大学院芸術工学研究院は、2019年10 月より、包摂型の社会を作るためのデザインの研究を進めています。2020 年2 月19 日に、「多様性を包摂する社会のためにデザインができること ~芸術工学研究院 × インクルージョン支援推進室~」とし、1 回目の研究会を行いました。また非常事態宣言下の2020 年4月27 日には、いち早くオンラインで、第2回の研究会を実施しました。今後は、来年度の「社会包摂デザイン・イニシアティブ」設置に向けて、準備室を発足させ、継続的に研究会を開催していきます。

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