九州大学社会包摂デザイン・イニシアティブは、多様性のある包摂型社会の「仕組み」をデザインする先導的研究拠点です。
救急のしくみのデザイン
近年、救急車の出動件数が増加しており、救急搬送が必要な患者の下に到着するまで時間がかかることが社会的な課題となっています。福岡市の消防車利用の問題を考えるためには、しくみ・ルールのアプローチ、数理・情報デザインのアプロー …
聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方についての実践研究
聴覚障害者を鑑賞の対象とした音楽コンサートが全国各地で行われるようになってきている。だがその中には、聴覚障害者にとっての「音楽」像を十分に理解しないまま、聴者の思い描く方法で事業が推進されている現状にある。その一方、聴覚 …
自然の循環と協働体の再生のためのアート実践の仕組み — 物語からのアプローチ
近年の自然災害の苛烈化や疫病の蔓延によって、社会的繋がりの分断や孤立が進んでいます。本研究チームはこれまで、自然災害による被災者の心のレジリエンスを回復するため、被災木によるアート作品の制作や植物の循環を再生するための復 …
認知症ケアの場で芸術活動が変化を生み出す仕組み
認知症ケアの場で、さまざまな芸術活動が行われるようになっています。これまでの研究から、即興的で共創的な芸術活動は、認知症本人だけでなく、認知症の人と介護者の関係性にも良い影響を与えることがわかっています。しかし、実際にど …
ジェンダー/LGBTsのデザイン
世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」ランキングの低迷に見られるように、日本では、ジェンダーの不均衡が是正されない状況が続いています。LGBTについても、認知が広まったとは言え、差別的な発言が後を絶ちません。本研 …
「半農半アート」を基盤とした地域づくりの仕組み
少子高齢化・過疎化に伴い、中山間地域などの農村社会には課題が山積しています。これまでのソーシャルアートラボの取り組みでは、芸術活動を地域の文脈に即して導入していくことが包摂的地域づくりの一助となることが見出されました。全 …