Topics >

【横からすいません ヌー谷編】 大谷ルールとペッパーミル  続編 高野連と不文律

2023.3.19

春のセンバツ高校野球で、高校生がペッパーミルパフォーマンスを注意されたことを受けて、あちこちで議論が起きています。

野球そのもののルール以外に

『高校野球・周知徹底事項』と言うものがあります。

http://www.kyoto-koyaren.jp/koyaren/pdf/95kai/syuchi.pdf

日本高等学校野球連盟(高野連)審判規則委員会が ”高校野球は甲子園の全国大会も都道府県大会でも、すべて同じ考え方で運営されてい なければなりません。また高等学校野球連盟の役員と審判委員は、いつも同じ考え方、 同じ立場で高校野球を運営、指導すべきです。以下について、周知徹底をお願いします。”

という目的で作っており、そこの

2.マナーについて

 6 喜びを誇示する派手な「ガッツポーズ」などは、相手チームヘの不敬・侮辱につながりかねないので慎む。

とあります。

他にもたくさんの指導があります

1.試合をテンポ良く進めるために 7項目

2.マナーについて 6項目

3.規則上特に注意すべき事項について 6項目

4.その他 5項目

5.タイムの回数制限(高校野球特別規則) 5項目

6.投手の守備位置の交代 1項目

7.ボールカウントのコール 1項目

8.トレーニングバットの使用について 1項目

9.大会試合毎のユニホーム変更について 1項目

10.試合到着遅れの選手の取り扱い 1項目

11.試合開始前の負傷による選手変更の特例 1項目

野球には「アンリトゥン・ルール(unwritten rules)」いわゆる“不文律”が存在します。

例えば、大差のついた試合ではリードしている側のチームが盗塁やバントを控える、といったものです。

2017年に行われた U-18ベースボールワールドカップでも、日本代表が大量リードした場面で盗塁を決めたことにカナダが猛抗議し、警告試合となったこともあるそうです。

高校野球では、対戦する相手校の偵察行為も問題となっているようです。これについては各都道府県の高野連によって運用が一定ではないようです。

他にも、

日本の野球不文律には、
・対戦相手1人だけに投げる投手の引退試合には、打者は空振り三振する。(公式記録に残ります)
・6点差以上の6回以降ではカウント3ボール―0ストライクから打ちにいってはならない、バントや盗塁などの戦術をとってもいけない。
・本塁打を打った打者は立ち止まって打球の行方を追ったり、大げさにガッツポーズをしたり、わざとゆっくりとダイヤモンドを回ってはいけない。
・ノーヒットノーランや完全試合や投手タイトルがかかっているときに、バントをしてはいけない。
・捕手のサインを盗み見するのはいけない。
などがあります。

他にもたくさんのものがあるようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/野球の不文律


サッカーの不文律を紹介します。

・選手が負傷しピッチ内で倒れている時には、相手チームはボールをタッチラインの外に蹴り出す。
・相手チームが敵選手の負傷を見てボールを外に蹴り出した時には、負傷した選手側のチームは、最初はボールを相手チームに渡す。
というシーンをよく見ると思います。

しかし、たまにこれを遂行せず返さずに自分のボールとして攻めていきゴールし1点取ってしまう選手の例もあるようです。

そうなってしまった場合、今度は、不文律を守らず1点取ってしまったチームが、お詫びに、守備をせずに1点取らせるということが行われるようです。

卓球の不文律は、10-0でリードしている場合は、完封しないように、わざと1点取らせる、などがありました。中国選手が多かったようですが、不文律化していましたが、この変なマナーはなくなりつつあるようです。

バレーボールは、サーブを決めたり、スパイクを決めるなどで得点した場合は、できるだけみんなで喜ぶようになっているそうです。
クールに無表情でそのままの選手は少なく、みなで1点毎に喜んでいるシーンはバレーボールではよく見ます。

サッカーのゴールパフォーマンスのプロでは派手(カズダンスやジャガーポーズ)ですが、「喜んではいけない」という暗黙の了解があるスポーツが多い中では、バレーボールは珍しいかもしれません。

マナー 道徳 モラル などと、法やルール などの関係

プロとアマの倫理

フェア精神と個人の高ぶり

不文律と阿吽(あうん)の呼吸

以心伝心とオーセンティシティ

などなどがあり、

軽々に結論は出せないのですが、
様々な関係を同時に考え続けいていくことが、新たな関係性を考え作り出していくことになる、

そのきっかけ作りへのアプローチをたくさん出すことが、このコラム(社会包摂デザイン)の役割です。

しかし、むずかしい、、

page top >